2015年10月17日土曜日

うつ病になって感じたお風呂のありがたさ


うつ病で家にひきこもっていた時「本当に自分ってダメだな」といつも思いながらベッドで延々横になる日が続いていました。

何かをする気力が全くなく、人に会う予定もなかったので何日もお風呂に入らない日が続きました。誰かと約束をしなければお風呂に入るつもりもなかったし、お風呂に入らないと人と会おうと思う気も失せるし、本当にうつ病の時は何においても悪循環に陥る事が多いです。お風呂もまさにそうでした。

収入がないから水道代を少しでもうかせたいし、家にいるばかりだから汗もかいていない、何よりお風呂に入らなくても別に誰も困らない。そうしてずっとパソコンをして昼夜逆転の生活になり、背中や肩まわりの筋力が落ちて姿勢も悪くなり、それにともなって眼精疲労や頭痛などもひどくなりました。

久しぶりにシャワーだけでもと思い入ってみたら、首筋からこめかみあたりの血管がグワッと広がっていくのを感じました。入っている時間は短かったのですが、背中あたりがすごくスッキリして本当に気持ち良かったです。血行が良くなるし筋肉のこりはほぐれるし、副交感神経が優位になってリラックスし、入眠しやすくなります。当たり前のように入っていたお風呂、ものすごいパワーを持っているんだと感じました。しかも何か特別な物を用意しなくても、家で簡単に気分転換と健康維持ができるなんて、本当にすごい事なんだと思いました。

うつ病の時こそ短い時間でもお風呂に入ったり、それが難しくてもレンジで蒸しタオルを作って目や肩などを温めるだけでもだいぶ違うと思います。時折は湯船に浸かるのが望ましいかもしれませんが、結構なお水を使ったりお風呂掃除をしたりと、鬱々としている時には結構負担がかかる場合もあります。ましてこれから寒くなってくるとお風呂はかなり億劫です。それが難しいくらいだと近所の銭湯などに行くのもなかなか大変ですよね、きっと。

思い切って入ると気持ち良いのはわかっているんですけど、うつ病の時は本当に何もしたくなくて、お風呂入らなくても死なないし、むしろうつ病が辛くてそっちで死にそうだわ...と思ってしまいますね。

なのでまずは手を洗う、顔を洗うような段階から入り、蒸しタオルで温める、シャワーに入るといった感じで段階でお風呂に入るまで繋げていくのが良いかなと思いました。

徐々にできる事をしていく、いろいろな事を少しずつやっていく、焦らない、そうした事を胸にとどめながら回復していってもらえたら、うつ病経験者としてはそう思います。



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