にじのこころ（LGBTと精神疾患を考える）ブログ: 年末年始にイベントを企画しています

視覚障害者が競技をするブラインドサッカー、上肢や下肢の切断障害を持った選手が競技をするサッカーなどがありますが、最近は精神障害者の間でもスポーツで体を動かしながら人と繋がりを持つという取り組みが盛んで、フットサルを取り入れている所が増えています。

先月は新聞で、6月にはEテレのハートネットTVでも愛知県のチームに密着した回が紹介され、精神障害者とスポーツの関係に注目が集まっています。

未来へのキックオフ―精神障害者のフットサルチーム―
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2015-06/30.html

精神科やデイケアで療法として運動が取り入れられるのは以前からありましたが、全国大会が行われるようになったのはとても意味のある事だと思いました。チームの仲間とやりとりをしたり体力をつけたりというものにプラスして、大会に出場すると言う目標ができたり、多くの方に精神障害について知ってもらうと言う意味も生まれます。

10月に第1回の全国大会が行われましたが、来年2月には初の国際大会が開催されます。これから参加するチームが増えていけばさらに盛り上がり、障害者の励みになるのではないでしょうか。2020年には東京でパラリンピックが開催されますが、障害者スポーツを通じて、身体障害のみならず様々な障害について考えてもらいたいと思います。

車椅子や白杖を使っている人が街を移動している時に、段差や放置自転車などの物理的障害は勿論ですが、通行している人に邪魔だと言われ精神的に辛い思いをしたという話が今もまだ絶えません。日本はまだ障害者に対しての差別や偏見が根強いと感じます。

自助グループ「にじのこころ」では、スポーツイベントなどは開催していないのですが、今春に花見を開催した時にとても楽しく充実した時間を過ごす事ができたので、普段開催している雑談の場と別に、少しレクリエーション的な要素を含めたものなどをやっていきたいと思いました。

セクシュアルマイノリティと精神疾患の当事者が集まって語り合う場として月に数回開催していますが、年末年始はそれと別に準備をしています。

《年末パーティー》
日時：12月23日（水曜日・祝日）13時00分～16時00分
場所：池袋がんばれ子供村 4F研修室

セクシャリティ不問で当事者に集まっていただきます。いつも開催しているにじのこころカフェよりさらに自由な雰囲気で雑談していただけるようにして、マイノリティに理解があったり関連する事で活動をしている方にも来ていただく予定です。楽しく話しながら質問をしたり健康的に過ごすためのヒントを得たりできるようにしていけるようにします。

パーティーと言っても、賑やかに余興をする言うものではなくて、当事者が精神疾患や就労に携わるお仕事の方に質問をしたり、また活動をしている方が当事者にどのような配慮は必要なのかを尋ねてみたりと、情報交換をして来年をより過ごしやすい環境にしていこうという取り組みです。特別企画ですが、特にお持ちいただくものはありませんので、そのままお越しください。

※その他のお願い
・活動維持のためカンパをお願いします。
・トイレは2階のみとなっています。
・事前に何か配慮等が必要な方はご連絡ください。

がんばれ子供村の場所

住所：東京都豊島区雑司ケ谷3-12-9

電話：03-5979-9570（がんばれ子供村ビル）03-5155-1653（事務局）

http://www.kodomomura.com/

また年始は参加者で料理をして楽しむという企画も進んでいます（場所は阿佐谷地域区民センターです）

料理は先に書いたスポーツと一緒で、みんなで話し合って役割や手順を決めるなど、人とのやりとりが不可欠です。うまくできたかという結果よりもその過程でコミュニケーションを取る事で、人と繋がる事の大切さや喜びを感じられたらと思います。詳細が決まりましたらまたお知らせいたします。

※にじのこころカフェなどでは人数制限を特に設けていないのですが、料理の企画は材料や調理室の関係で参加人数を決める事になりますので、ご了承願います。

また来春は今年に引き続き花見をやろうと思っています。いろいろなイベントで皆さんが少しでも楽しく過ごせるようになればと自助グループからいろいろ発信していきますので、どうぞお楽しみに。

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